全民連だより創刊号を紹介します  

 民俗芸能などの民俗文化財は、戦争直後の社会的荒廃や、昭和20年代末からの急激な経済成長と社会構造の変貌、これに伴う生活様式の変化などにより衰亡、変質の危機にあった。
 ところが近年、民俗芸能など民俗芸能など民俗文化は、我々の祖先がそれぞれの地域の長い歴史や風土の中ではぐくみ育ててきた貴重な文化財産であり、人々の心のふるさとであるということから、民俗芸能などを大切に保存しようという気運が起ってきました。(全民連だより創刊号より)


 全国民俗芸能保存振興市町村連盟(略称:全民連)が発足したのが昭和51年12月の事で、それに伴い翌2月「全民連だより」が創刊しました。創刊号を見ますと全民連発足の背景や結成に携わった方々の民俗芸能への熱い思いが伝わってきます。事務局を含め現在全民連に加盟しているが発足当時のことはほとんどご存じない方が多いのではないかと思い、この度紹介する運びとなりました。
   

全民連だより創刊号 昭和52年2月10日発行
 
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○全民連発足時、168の市区町村が加盟しました。加盟数は平成7年に最大371市区町村を数えましたが、その後減少しています。
○初代事務局は静岡県焼津市でした。当時の服部焼津市長様が初代の会長になりました。その後事務局は平成5年に岡山県笠岡市、平成12年に東京都板橋区へと引き継がれ、歴代市長、区長が会長に就任しています。


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